新型コロナに動物も感染する症例が報告されている⁉ペットは大丈夫?

新型コロナに動物も感染する症例が報告されている⁉ペットは大丈夫?

上目遣いの猫新型コロナ
この記事は約5分で読めます。

つい先日、新型コロナにニューヨークのトラが感染したというニュースをみて笑ってしまいました。

 

動物もコロナに感染する?

最初に報告されたのは香港の犬

3月5日のNHKの記事です。

感染が確認された犬は、新型コロナウイルスに感染した女性(60)が自宅で飼っていたペットの犬だそうです。17歳のポメラニアンです。

この犬は、女性が新型コロナウイルスに感染していたことが分かったあと、動物の検疫施設で隔離されていました。どういういきさつでペットの犬まで検査を行ったかは不明ですが、2月26日から3月2日にかけて検査を行ったところ、口や鼻から弱い陽性反応が繰り返しでたということです。

専門家の意見では、ヒトから感染したのではないかと見られています。

その後陰性になるまで隔離の予定だそうです。1カ月以上たった今はどうなっているのでしょうか?

ちなみに犬には症状は出ていなかったということです。

香港では他に1例の犬の感染と1例の猫の感染の報告があるそうです。

次に報告されたのはベルギーの猫

3月27日の朝日新聞デジタルの記事です。

感染が確認された猫は、ベルギーの東部リエージュに住む渡航歴のある女性の飼い猫です。

飼い主の女性に感染症状が出た1週間後、猫が下痢や嘔吐(おうと)呼吸困難の症状を示したそうです。

女性は猫の嘔吐物と糞便を「リエージュ大学獣医学部のダニエル・デスメヒト研究室」検査のため送りました。その後遺伝子検査で高濃度のウイルスが検出されたということです。

猫はその後快方に向かい陽性確認から9日後に回復したといいます。良かったです。

香港の犬より信ぴょう性がありますね。症状も出ていますし、便からウイルスが検出したとなると何かの間違いではなさそうです。

ベルギー政府の公衆衛生当局はペットから感染する証拠はなく、人間同士の感染に比べるとリスクは低いとしています。しかしこうした事例もあることから、自分が感染した場合にはペットへの感染を防ぐため、ペットであっても濃厚接触は避け特に自分の顔をなめさせるような行動は控えるべきだと話していました。

まれなケースでしょうが、ペットがいる家庭では、もし自分が感染した場合など動物たちへの配慮も忘れずにしてあげたいですね。

 

ニューヨークではトラが感染

4月6日の朝日新聞デジタルの記事です。

犬・猫の次は動物園のトラです。

米ニューヨークのブロンクス動物園で、マレートラの「ナディア」が新型コロナウイルスに感染していることが発表されました。

飼育員が感染しており(症状は出ていなかった)、「念のため」に検査をしたところ陽性だったそうです。

ほかにもトラ3頭とライオン3頭が空ぜきをしているそうです。トラの空咳ってどんな感じなのでしょうか?

同動物園は「食欲が少し減っているほかは変わりない」としている。

アメリカで、動物の新型コロナに感染が確認されたのは今回が初めてだそうです。

ペットは大丈夫?

世界の感染者数は106万人(4月8日時点)を超えていますが、動物が感染した症例はわずか3例です。もしかしたら検査をしていないだけで・・・ということもないとは言えませんが、
いまのところ 「人から動物への感染の可能性」は低いと言われています

 

動物から人への感染も心配はないと言われてます

人から(ペット)動物への感染は5例ありましたが、
ペット(動物)から人への感染は証拠がないと言われています。

新型ウイルスは(流行の最初期に)動物からヒトへと感染した。 しかしこれは、人間が感染した動物を食べたからだと考えられている」とチャールズトン教授は指摘する。
一方で、生きた動物からヒトにこのウイルスが感染したという証拠はないという。

出典:livedoorNEWS

 

互いに(動物から人、人から動物)感染リスクは低いが、感染者がいた場合ペットの毛を介して感染する可能性もあるため、感染者のペットを預かる時には注意が必要です。

飼い主が感染した場合、預かる側の注意点

飼い主が感染をしてペットを預かる場合など、注意が必要と言われています。

なぜなら、ペットの毛などにウイルスが付着したままお世話をすると、ペットの毛を通して感染してしまうことも考えられるためです。

とは言われるものの、そんなに神経質になることもなさそうです。

ただ、AVMA(米国獣医師会)によれば「飼い主のくしゃみや咳で飛び散った唾液などが、ペットの被毛に付着したとしても、唾液などの水分が被毛に吸収され、ウイルスも毛の中に閉じ込められるため、感染しにくくなる」という。出典:Rakuteninfoseek NEWS

感染者のペットを預かる場合の注意点について詳しくはRakutenInfoseekに書いてあります。

まとめ

世界では動物も感染する例もありますが、ペットが感染することをそんなに心配する必要はないという見方が大半です。

もし感染した場合ペットとも距離をもって接することが望ましいということです。
ペット(ペットの毛)を介して家庭内での感染を広げないため。

大分の院内感染でクラスターを発生させた病院は、ドアノブや職員が手で触れたところは消毒を欠かさず行っていたそうです。ですが、一つ盲点がありました。電子カルテのタブレットだけは消毒をしていなかったそうです。

そういうことからも、ペットを飼っている方が感染した場合、ペットの毛を介して感染してしまうことがあるということを忘れずに、預かる方やご家族はお世話してあげて下さいね。

興味のある方はこちらに詳しい内容が書かれています。

飼い主「コロナ感染時」のペットケアどうすれば?Rakuten InfoseekNEWS

最後までお読みいただきありがとうございました。

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