こんにちは!
来週はいよいよ「世界フィギュアスケート選手権」が始まりますね。
新型コロナの影響でどうなるか心配ではありますが…
楽しみです。
さて本日は、フィギュアスケーターから絶大な人気を得ている
衣装デザイナーの伊藤聡美さんに注目してみました。
衣装デザイナー伊藤聡美さんのこだわり
伊藤聡美さんが衣装デザイナーになった道のり
伊藤聡美さんは1988年5月31日、千葉県生まれます。
日本人の父とタイ人の母の間に生まれたました。
幼いときはから仕立て屋で働く母の影響でファッションに興味を抱き、服飾を学ぶ高校に進学。
高校生の時、浅田真央に心引かれてフィギュアスケートの衣装に携わりたいと思い始める。
高校卒業後は服飾専門学校のエスモードジャポンに入学します。
ここでデザインのことを学んだ後、在学中の08年神戸ファッションコンテストで特選を受賞し、英ノッティンガム芸術大へ1年と半年留学します。
帰国後、
22歳の時、チャコット社に入社。フィギュアスケート衣装に携わるようになります。
26歳の時、独立。
ちょうどそのころから、羽生結弦選手の衣装も手掛けるようになります。
こだわりの7ルール
伊藤聡美さんの衣装に対するこだわりの7ルール
1.デザイン画の顔は本人に似せる
2.冷蔵庫にガリを切らさない…?
3.嫌なことは「嫌」と言う
4.男子選手の衣装は850g以内
5.年に一度 家族で寺を参拝する…?
6.日没後 1時間徘徊する…?
7.選手にデザインの意味は伝えない
1・3・4・7はなんとなくわかりますが、
「がりを切らさない」「寺を参拝」「日没後徘徊」
はちょっと訳が分かりません(笑)
冷蔵庫にガリを切らさない
すっぱいと感じると、身体が熱くなる感じがしてやる気が起こるそうです。
ガリは伊藤さんにとってやる気の素なんですね。
1年に1度家族と寺を参拝
ずっと衣装を手掛けていると、家族と一緒にお寺を参拝するのが息抜きになるそうです。
お友達じゃなくなぜ家族かというと「あまり人間が好きではなく基本お友達は少ないそうです」
物づくりのに携わる人って職人気質なところがあるような気がします。
職人さんって、社交的なイメージないですもんね
お友達少ないっていうのも、そういうもんなんでしょうね。
日没後に1時間徘徊する
これは言葉がアレなだけで、徘徊ではなくお散歩です。
散歩をすることでインスピレーションが刺激されるみたいです。
羽生結弦選手の衣装を手掛けるようになったのはあの事故の時から
伊藤さんが羽生選手の衣装を担当することになったのは、14-15年シーズンからです。
始めは予備の衣装を依頼されていました。
ですが、中国杯であの事故(閻涵と激突)が起こって、当日夜に『今すぐ作ってくれないか』と連絡があったそうです。
衣装が血で染まり、2週間後の次戦までに新調する必要がありました。
伊藤さんがデザインし、急ピッチで間に合わせたそうです。
確かにあの時の事故は、衣装に血がついていましたよね?
私も「どうするんだろう?」と思いましたが、
次の大会では色違いの同じデザインの衣装を着てたので、
予備のあるんだなと思っていました。
が、そんなことがあったんですね。
あれ以来、羽生結弦選手の衣装を手掛けているそうです。
「SEIMEI」の衣装の羽生選手からのリクエスト
「SEIMEI]の衣装を制作するに至って、羽生選手からのリクエストは
・模様の入った白地
・黄緑色と紫色
・陰陽師の象徴である「五芒星」(星形)を入れること
・平安時代の和装「狩衣」(かりぎぬ)の形に似せること
だったそうです。
なかでも、狩衣の形に似せるのに苦戦して、5度も仮縫いを繰り返し、
やっと、ゆったりとした狩衣に近い形に仕上がりました。
2019年もこの曲を使用したため、基本の形は同じで少しアレンジを加えたそうです。
また、初戦の「オータムクラシック」で2位に終わったことから、「気分を変えたい」と修正の依頼があったそうです。明るめの色から渋めの色にチェンジ。
見られる競技ですから、やはり衣装にもこだわりがあるんでしょうね。
デザイナーの伊藤さんもこだわりの強い方ですが、
それ以上に羽生選手も衣装には人一倍こだわりがありそうです。
伊藤さんの衣装って金額はいくらから
伊藤さんの衣装は最低20万円からオーダーできるそうです。
浅田真央さんクラスになると1着100万円するものを手掛けることおもあるんだとか。
凄い金額ですね。それもそのはず、ビーズやストーンなどの装飾をすべて一人で手掛け、
1着につき3000~5000個ものストーンを用いるそうです。
それをすべて1人で手作業となるとやはり金額もそのくらいになってくるんでしょうね。
現在フィギュアスケートの衣装デザイナーとして売れっ子の彼女は
羽生選手のほかに、宮原知子さん本田真凛さん紀平梨花さん、宇野昌磨さんなど
トップスケータを顧客に持ち忙しく制作に励んでいます。
まとめ
世界で活躍するトップスケータの羽生結弦選手の衣装を作っているデザイナーさんが、こんなに若い女性だったとは少し驚きでした。(羽生選手の衣装を作るようになったときはまだ26・27歳ぐらい)
そして、彼女の職人気質ぽいこだわりがあるからこそ、スケーターからの支持を得ているんだなと妙に納得してしまいました。
今年の”世界フィギュアスケート選手権”から始まる新しい試みの
「スケーティングアワーズ」で
初代のベストコスチューム賞を誰が受賞するのか楽しみです。