新型コロナウイルスの影響で、世界中でマスクをしている姿が見られるようになってきました。
一時はマスク不足の中国で、マスクの変わりに、果物の皮で作った「覆面マスク」とか顔からすっぽりビニール袋を被る「完全防備マスク」とかいろんな光景を目にしました。
ところでみなさん「正しいマスクのつけ方」で使用されていますか?
中には鼻まで覆わずに、鼻の下までしかしていない人も見かけます。
そこで、今回は正しいマスクの着用法についてお伝えします。
マスクの正しい使い方してますか?
付ける前の確認
【正しいつけ方の前に自分のマスクのサイズを確認 】
マスクが自分のサイズに合っているか確認します。自分のサイズに合っていないと耳が痛くなったりしますので、長時間ストレスなくつけるためにはサイズ選びが肝心です。
自分のサイズとは「鼻の付け根から顎までしっかり覆うことができ、隙間なくフィットするかどうか」同じⅯサイズでも、メーカーによって大きさが微妙に違うので注意が必要です。
今はマスクがあるだけでもありがたいことなので、サイズ選びが肝心などとは言えない状況ですが、今まで、「マスクをつけると耳が痛くなるからしたくない」という人はこれを機会に自分に合ったマスク選びをしてみるといいかもしれませんね。
付けるとき
【正しいマスクのつけ方】
1.マスクをつける前に手を洗う
2.マスクの上下を確認…ワイヤー側が上
3.マスクの裏表を確認…プリーツの折り目が下を向いているほうが表 注1
4.マスクの口に当たる部分に触れないように、マスクを顔に装着する
5. マスク上部の針金部分を鼻に当て、鼻の形にフィットさせる
6.マスクを広げてアゴまで覆う
7. 鼻・頬・アゴの隙間を無くすように押さえる
注1 折り目が上向きになって装着すると、花粉やほこりがプリーツのポケットに入ってしまいます。
意外と怠ってしまうのが、、マスクをつける前の手洗いです。よほど手が汚いとき以外はそのまま手に取ってしまいますよね?外出先でマスクをつけるときは気を付けたいポイントです。
カイゴ大学というところのマスクの付け方の動画です。
使い終わったら
マスクを外すときも注意が必要です。マスクには1日分のウイルスがびっしりと付いています。マスクを正しく外し、マスクについたウイルスをまき散らさないためにも袋に入れ口を閉じてからごみとして捨てます。
・使用済みマスクを捨てるときは紐部分を持って(布部分に触れないように)ビニール袋に入れて始末する
・外した後は手を石鹸でしっかり洗う
マスクの種類
マスクと一口で言ってもいろいろな種類がありますね。
・プリーツタイプ…100均などにも売っています。惜しみなく使えるタイプです。
・立体型タイプ…ドラッグストアなどに売っているちょっと値が張るタイプ。
立体型タイプは口とマスクの間に空間があるため呼吸がしやすいのが特徴です。あと、メイクが付かないという利点があります。プリーツ型より顔にフィットして隙間ができにくいのが特徴です。
・平型タイプ…昔からあるガーゼマスクのことです。
マスクの効果とは
マスクの効果は大きく分けてこの2つです。(他にもいろいろありますが割愛)
1.喉を乾燥から守ることによる間接的な予防効果
インフルエンザなどのウイルスは湿度に弱いと言われています。マスクをすることでマスク内の湿度を高めて喉や口腔内の乾燥を防ぐことによって間接的に予防効果があると言われています。
新型コロナウイルスに対しては、予防効果はないみたいな報道がされていますが、少しでも身体の状態を良い方向に保つため(喉が乾燥しない)にも、マスクはしていて意味のないものではないのではないでしょうか?と思って私はしてますが・・・
2.他人にうつさない効果
マスクをすることで、咳やくしゃみをしたときに出るしぶきが飛散する距離が全く違います
マスク使用…マスクの中でしぶきが止まるため、ほとんど飛び散らない
マスク不使用…しぶきが2mも飛び散るそうです。
マスクは万能ではない
マスクをしていても、ウイルスを完全には防げないんです。
マスクには風邪やインフルエンザウィルスの侵入を防げないことは有名な話ですよね。
なぜならウィルスのサイズがとーーっても小さいから。
ウィルスの小ささはマスクの隙間の”何十万分の一”の小さだそうで、その隙間をすり抜けて私たちの身体に侵入してきてしまいます。なのでマスクをしていれば大丈夫だと過信してしまうのは注意が必要です。
ですが、近くで咳をしている人がいた場合、その飛沫が飛び散る効果があるので、ウイルスが広範囲に拡散されるのを防ぐ働きは十分にあります。
マスクQ&A
Q.マスクをしているとメガネが曇ってしまいます!
A.マスクを鼻の部分に隙間なくフィットさせて使えてないと、湿気のある空気が鼻の部分から漏れてメガネが曇ってしまいます。正しくつける効果はこんな所にもあるんです。
Q.呼吸が苦しいから鼻を出して使用したらダメ?
A.マスクは正しく顔にフィットさせてこそ効果を発揮するものです。鼻からも飛沫を吸い込んでしまう恐れがあるため、鼻の上までしっかりと覆い着用することで予防効果があります。
まとめ
大事な要点をまとめると
・マスクはつける前と外した後手を洗うこと
・自分にあったサイズを選ぶことがマスクの付け心地の点からも効果の点からも大事だと言いうこと
・隙間なく鼻から顎までを覆うこと
私の今までのマスクの付け方なんて、サッと耳にかけてパット広げてキュッと摘まむみたいな、いい加減なものでしたが、感染症を予防したい今の時期はもっと丁寧に付けようと思いました。
効果的な正しいつけ方を知ってマスクを使いたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。