昨日の、新型コロナ対策の一環として、「今後2週間はスポーツや文化に関するイベントの開催について中止・延期要請」の発表がありましたが、
大相撲の大阪で行われる春場所はどうなるのでしょうか?
他のスポーツイベントやライブなどのイベントは中止または延期・無観客試合などの対応を取っています。
今後の動向が気になる相撲界に注目して見ました。
新型コロナで春場所中止か無観客試合か?
来月の3月8日から初日を迎える大相撲の春場所がどうなるか注目されています。
各スポーツイベントは、無観客試合での試合を早々に決定しましたが
大相撲はやや遅い印象がありますね。
3月1日には開催方法を最終判断する予定だそうですが、どうなるのでしょうか?
25日の時点では、開催か中止か無観客試合の3択でしたが、
現在は中止か無観客試合の2択を迫られている状況となってしまいました。
3月8日に初日を迎える大相撲はリスクが高し
大相撲は他のスポーツイベントと同等か、
それ以上にリスクが高いのではないでしょうか?
・連日8000人の観客
・親方や力士、運営スタッフを含めれば連日1万人近い人が集まる。
・15日間で15万人の来場者
・観客の年齢が高いこと(相撲ファンは高齢の方が多いため)
・屋内の競技であること
・会場の特性から密閉性が高い建物での競技であること
これらのことを考えると、どのスポーツよりもリスクが高いのでないかと感じます。
特に、観客が高齢者が多いというのが気になりますね。
他のスポーツだと、体力のある若い世代が多いですが、
相撲は中年世代からお年寄りの人が圧倒的に多いので心配になりますね。
大阪ではコロナの影響で学校が休校
大阪市では29日から3月13日までの14日間を
全市立小中学校419校と幼稚園52園の臨時休業を決めたそうです。
また、新型コロナは大阪市でも感染者が見つかっており、
感染者がまだ出ていない県に比べれば、他人ごとではない状況です。
中止になれば…
大相撲が中止になれば、NHKの1場所につき、4~5億円(と言われている)の放映権料が入ってこなくなるそうです。
お客さんに対しては、チケットの払い戻しはあるそうです。
協会側からすると、大きな損失ですね。5億円ほどの放映権が入ってこなくなるとすれば、
無観客試合でもするような気がしてきます。
無観客試合となれば払い戻しはある?
チケットの払い戻しは、原則として中止になった場合のみとなっているそうです。
なので、無観客試合となった場合、チケットの払い戻しはないのではないかと思われています。
ですが、今回はコロナウイルスという特別な事情だけに、どうなるか分かりません。
現在相撲協会でも、3月1日に臨時理事会を開き発表すると言っていますから、
そのことについても、検討されているのではないでしょうか?
各力士のコメント
無観客試合は、声援がなくて淋しいといった力士からの声があがりました。
関脇正代(28)は
「さみしい。力士は声援を大事にして闘っている。それが頑張ろうという気持ちにさせてくれるのに。中止なら中止で仕方がないけど…」
「体はつくっておく。(観客が)いてもいなくてもいい相撲を取れるように」
とこのように話しています。
横綱鶴竜(34)は
「力士は何があってもベストを尽くすだけ」
といつもながらに淡々と話しています。
平幕豊山(26)は
「横綱に勝って金星を挙げても館内はシ~ン…。無観客では気持ちが入らないかも」
そうですね、力士の立場からするとお客さんの「がんばれー」の声援で、
力が湧いてきて頑張れるってものですよね。
それが、「がんばれー」の声援もなければ、勝っても館内がシ~ン…って淋しく感じますよね。
まとめ
・過去に中止を含め無観客試合というものがあった。
・無観客試合になれば、払い戻しはないのが原則
・力士は無観客試合でお客さんからの声援がないと力が湧いてこない
追記
3月1日の臨時理事会で無観客試合での開催が決定されました。
なお、協会員が一人でも感染した場合中止になるそうです。
そして、チケットの払い戻しにも応じるそうです。
今年の春場所は淋しい場所になりますが力士の皆さん頑張ってください。