新型コロナの感染防止のため、一時的にオンライン診療が認められ4月13日から、専用アプリを利用したオンライン診療が利用できるようになりました。
また、一部の人は電話での診療も可能となっています。
電話での診療はどういう仕組みになっているのでしょうか?
電話診療の流れ
今回の特例措置では、電話での診療も可能となっています。
対象となる人
・「糖尿病」「心不全」「呼吸器疾患(COPD等)」などの疾患がある人、
・免疫抑制剤や抗がん剤などを使用している人
※ 医師が可能と判断した場合、受診歴がなくても(定期的に通院していなくても)診療できるそうです。以下の記事より
医師が電話などを用いた診療が可能と判断した場合、受診歴がない患者に対しても、電話等を用いた初診料(214点)などを算定した上で診療できることが承認され、同日、厚労省から事務連絡が発出された。出典元:日経メディカル
電話診察から薬を自宅で受け取るまでの流れ
まずは電話で確認
慢性疾患でかかっているクリニックへ電話して「電話等での対応をしているか」問い合わせます。
おそらく、感染者の多い地域のクリニックは感染予防のため対応している見込みがあると思われますが、感染者のあまりいない地域などでは対応してくれるところは少ないのではないでしょうか。
また、大都市圏の病院は普段からオンライン診療を取り入れている病院も多くありますが、地方の病院は数えるほどしかなかったりします。
オンライン診療をしたいけども、「スマホもタブレットも持っていなくて使えない」という人、また「使い方が良くわからない」という人は、その旨も相談されるといいと思います。
電話等で診察を受ける
電話でも可能と言われた場合、空いている日に予約をとり、当日電話やオンラインで診察を受けます。
電話やオンラインでの診察を受ける際、できるだけご自分の体調を記録したものを手元に置いて医師に伝えやすいように準備しておくとよいでしょう。
普段からコミュニケーションのしっかりとれている主治医だと、やりとりがスムーズに出来ていいです。
電話等の初診料の点数
ちなみに電話等の初診料の点数は214点です。
厚生労働省は4月10日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受け、院内感染を含む感染対策として、初診からでも電話やスマートフォンなどの情報通信機器(以下、電話等)を用いた初診を可能とする事務連絡を発出した。中医協総会も同日持ち回りで開催し、電話等による初診料を214点とすることを了承した。再診料は73点。いずれも処方料は42点、処方箋料は68点。同日から電話等初・再診の実施、診療報酬の算定が可能 出典:m3.com
処方箋は病院から薬局へFAXなどで送られる
処方箋は病院から薬局へデータが送られます。
処方箋を受け取った薬剤師から、ご自宅へ連絡があります。
薬剤師から、お薬の服用状況や体調などを聞かれます。
もし、他に飲んでるお薬がある場合、そのことも伝えます。
問題がなければいつものお薬が、ご自宅へ郵送などで送られてきます。
薬局から自宅へお薬が届きます
後日、自宅へお薬が配達されます。
配達にかかる期間などを考慮して、お薬が切れるより余裕をもって診察するように気を付けて下さい。
支払方法
支払方法は、医療機関、薬局によって対応が異なりますので、受診する病院と薬局に確認してみて下さい。
支払方法
・次回の来院時
・振込
受け取り方法
・近くであれば取りに行く
・遠方であれば郵送で送ってもらう
まとめ
感染者の多い地域にお住いの方は、感染リスクの高い病院への受診は躊躇してしまいますよね。
オンライン診療はいいけど、ハードルが高いと思いの方は、一度ご自分のかかりつけの医療機関に「電話での診察が可能か」問い合わせてみるのがいいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。