2019年、箱根で新記録を出した3人のその後、森田・林・小野田

2019年、箱根で新記録を出した3人のその後、森田・林・小野田

マラソンスポーツ
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2019年箱根駅伝は青山学院大学が五連覇をかけた戦いでしたが、いくつかの誤算があったのでしょう。優勝はならず、ミスの少なかった東海大学が優勝しました。

往路が終わった時点で6位と優勝は難しい状況でしたが、復路で追い上げ見事2位にまで追い詰めました。

新記録を達成した選手も3名。さすが、青学!

5連覇は叶いませんでしたが、前王者の名にふさわしい活躍ぶりでした。

その新記録を達成した3名のその後を追ってみました。

2019年、箱根で新記録を達成した3人のその後

3区・・・森田歩希(ほまれ)

森田歩希(ほまれ)プロフィール

1996年6月29日(23歳)
茨城県守谷市
身長:169cm 体重:54kg
種目:中距離走・長距離走
血液型 O型
守谷市立御所ケ丘中学校卒業後、県立竜ヶ崎第一高等学校卒業
青山学院大学社会情報学部卒業
現在GMOアスリーツ所属

好きな女性タレント:新垣結衣 石原さとみ
趣味:温泉巡り

父親は元陸上競技選手で国学院大学陸上競技部で監督を務めた森田桂さんです。(かっこいいです)

Wikipediaに書いてありましたが、夢は中学の数学教師だそうです。

座右の銘/好きな言葉:人格は繰り返す行動の総計である(さすが、夢が数学教師だけに格言も理系の匂いがしますね)

2019年箱根では・・

エース区間の2区ではなく3区を走ります8位で襷を受け取り7人抜きの脅威の走りで1位で襷を繋げました。見事区間新記録も達成!原監督の期待以上の活躍ぶりでした。

夢はやはりオリンピック?

GMOの公式サイトで「目標はオリンピックでメダルを獲ること」だと公言されています。

2020年の東京オリンピックは出場選手がほぼ決まっていて代表枠が残り1名という状況です。その1名を設楽雄太さんと大迫傑さんとが実質争う形となっていますから、おそらく次以降のオリンピックを目指されているのかなと思います。

まだまだ、若いのでしっかりと実力をつけて頑張ってほしいですね。

森田歩希さんの姿はいつ見れる?

森田歩希さんが所属するGMOがニューイヤー駅伝出場権を獲得!したそうです。

おめでとうございます!GMOとして初出場だそうです。そして初優勝を目指しているそうです。

森田さんはエントリーに入っていたので、まだどの区間を走るか不明ですが、今から楽しみです。学生駅伝で気になる選手を見つけたら、その後の活躍が非常に気になるところですが、こうして、また1年後に、今度はニューイヤー駅伝で走る姿が見れるところは駅伝のいいところですね。

6区・・小野田勇次

小野田勇次のプロフィール

小野田 勇次(おのだ ゆうじ)
1996年09月03日 (23歳)
愛知県豊橋市出身
身長 170cm 体重 52kg
血液型 A型

豊橋市立高師台(たかしだい)中学校卒業後、私立豊川高等学校卒業
青山学院大学経営学部経済学科卒業
トヨタ紡織陸上部所属

趣味:ボウリング(最高スコア206)
中学1年の時から陸上を始める

自己ベスト
5000m 13分46秒93 (2016)
10000m 28分57秒30 (2018)
ハーフ 1時間03分42(2017)

原監督も認める山下りのスペシャリスト

原晋監督は、小野田の走るフォームについて「下りで前傾する際に猫背ではなく、ちゃんとした軸を持っている」と評価しています。 箱根駅伝では4年連続(2019年まで)で山下りの6区を任されました。1年の時からっていうのがすごいですね。

大学4年間の箱根駅伝での活躍

1年生6区-区間2位 58分31秒
2年生6区-区間2位 58分48秒
3年生6区-区間賞 58分03秒
4年生6区-区間新記録 57分57秒

大学1年生の時から4年間一度もメンバー落ちすることなく箱根を走り、結果を出してきた小野田選手。箱根での山を下る走りは見ていても、余裕さえ感じられるような安定した走りを見せてくれました。本当に4年間お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。

2019年箱根での活躍

前回は4年間の集大成ともいうべき新記録を達成した(57分57秒)見事な走りでした。

往路での予想もできなかった選手の不調で6位という結果に終わってしまいそこからのスタ-トです。

良い流れを作るのも6区の走者にかかっています。そこをプレッシャーにも負けず、新記録まで打ち出すとは、さすが山下りのスペシャリスト!最後まで素晴らしい走りを見せてくれました。

 

小野田選手の現在は・・そして将来の夢は

青学を卒業されてから、地元愛知のトヨタ紡織に就職し、そこの陸上部に所属しています。

今年のお正月は小野田さんを見れるのでしょうか?・・・お正月と言えば、箱根とニューイヤー駅伝です。ニューイヤー駅伝での走りを楽しみにしているかたも少なくないと思います。

小野田さんはエントリーされてました!・・・正直エントリーされているのか心配でしたが、どうやらエントリーされているみたいで良かったです。7区間を11人の選手がエントリーされていますが、ぜひ小野田さんの実業団での走りを見てみたいですね。

小野田さんの夢は何なんでしょう?オリンピックを目指すとかの発言はネット上にはありませんでしたし、このまま実業団で活躍して、将来はコーチとか監督とかでしょうか?

小野田さんおっとりしているようですが、後輩からは厳しい先輩として怖がられていたとか。

案外、指導者向きな性格かもしれませんね。ともかく、実業団でのご活躍をお祈りいたします。

 

7区・・林奎介

林奎介のプロフィール

1996年12月24日生まれ (23歳)
千葉県柏市出身
身長:175cm 体重:59kg
血液型:O型

柏市立豊四季中学校卒業後、日体大柏高校に進学
青山学院大学理工学部機械創造工学科卒業
現在 GMOアスリーツ所属

趣味:カラオケ(よく歌うのは米津玄師の『ピースサイン』)
チームでは盛り上げ役である
箱根駅伝のデビューは3年生の時 2018年/7区区間賞(区間新・MVP)

中学時代はバスケットボール部に所属、引退後に長距離を練習し市内の駅伝大会に出場したところ、柏日体高等学校のスカウトを受ける。

2年生の時、突然坊主に!

2年生の箱根駅伝祝賀パレードの時、林選手だけ坊主頭だったそうです。

当時、大事な年始の箱根駅伝のための練習に遅刻してい、原監督に怒られてしまったととか。規律に厳しいスポーツの世界で練習に遅れるなんて・・・それで坊主姿になったんですね。(でも坊主頭も似合ってましたよ!一人だけ中学生が混じってる感じでしたが、パレードでは恥ずかしそうしながらもニコニコ笑っていて好印象でした)

2019年の箱根では・・

復路7区を任されていた林選手。戦況は芳しくなくて、何とか小野田がタイムを縮めて襷を受け取ったものの今だ5位です。

トップとのタイム差もまだかなりあり・・といったところで、この林選手、一人、また一人と追い越し快走を見せつけます。頼もしい走りで、5位の法政大学と4位の駒澤大学を追い越しなんとか3位で襷をつなぐことに成功します。

さすが4年生の底力ですね。チームの不調をなんとか4年生のこの3人が中心となって立て直したところはさすが、連覇をしてるだけある青山学院大学だなと思いました。

そして、林奎介さんも昨年に引き続き区間新記録を達成。見事な走りだったと思います。

林奎介の夢は・・そして現在の活躍は?

GMOでの公式サイトでコメントしています。

<コメント>
私は大学卒業後はフルマラソンに挑戦して、オリンピックに出場することを個人での目標としています。その目標を達成するためにも、特にフルマラソンに力を入れており、その環境も整っているGMOアスリーツで競技を続けていくことにしました。チームメイトには同じ大学の強い先輩方が多くいるので、食らいついて行くつもりで頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします。

引用:GMO公式サイト

林奎介さんもオリンピックを目指しているんですね。チームメイトの青学の同窓の森田歩希と切磋琢磨して頑張ってほしいです。

まずは、林奎介さんもニューイヤー駅伝にエントリーされていますので、そちらでの活躍を期待したいと思います。個人的には昨年見ていた箱根で活躍していたお二人が同チームで襷を渡す場面など見てみたい気がしますが・・・

3名のその後と題してこのお三方を注目して見ましたが、どうやらみなさん3名ともニューイヤー駅伝にエントリーされていますので、もしかしたら3人とも群馬での走りを見れるかもしれません。

あれから、1年。どのように成長しているか楽しみです。

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