みなさん鏡を見ていて、自分の前髪が薄くなってきたな?と感じることはありませんか。
私はもうだいぶ前から、「あれ?ここ(前髪)こんなに地肌見えたっけ?」と思うようになってきました。数年前までは、前髪が薄くなってきて…と悩んでいる年上女性の話を人ごとのように聞いていたのが、今では自分の話です。
女性は出産などでホルモンバランスが崩れることによって、薄毛になることも。
原因によっては女性の薄毛は治しやすいこともあるようです。
また、薄毛を加速させてしまっている原因を取り除くことで、これ以上薄毛を進行させないことも大事です。
今日は薄毛の原因と対策について調べてみました。
女性でも薄毛になるのはなぜ?
私は薄毛というと、男性がなるもの、高齢になってから悩むものだと思っていました。
自分が以前より髪の毛の量が少なくなって地肌が見えやすくなると、なんだか焦りますね。近年では薄毛で悩む女性が、増加していると言われていますが、その原因は女性が外で働くようになって、ストレスや過労、食生活の乱れ、睡眠不足などと言われています。
薄毛といっても女性と男性では原因が違うんです。
男性は遺伝的な要素が大きいですし、(もちろん生活習慣などの要因もあると思いますが)
女性は加齢の影響や、ホルモンの影響などどちらかというと、加齢に伴う理由だったり、習慣の問題だったりします。
〈女性の薄毛のタイプ〉
女性の薄毛のタイプは以下のように分けられます。
- ①頭頂部の地肌が薄くなってきた…ひこう性脱毛症、脂溶性脱毛症
- ②分け目が薄くなった…索引性(さくいんせい)脱毛症
- ③頭全体が薄くなってきた…びまん性脱毛症
- ④出産後に髪が薄くなる…分娩後脱毛症
- ⑤丸形、楕円形に抜ける…円形脱毛症
ひこう性脱毛症の原因と対策
ひこう性脱毛症の症状としては乾燥したフケが出るこです。
これは頭皮の乾燥によって起こるんですが、この乾燥したフケによって、頭皮の毛穴が塞がれることによって、髪の成長が阻害され薄毛の原因となります。
対策としては、自分に合ったシャンプー選びと正しい洗髪の仕方を身に着けることです。
脂溶性脱毛症の原因と対策
脂溶性脱毛症は過剰に皮脂が出ることで起こります。
毛根が皮脂で覆われると髪の成長に影響し髪が生えづらくなってきます。
対策としては、定期的な洗髪や、しかっりとシャンプーをすすぐことなどが挙げられます。
索引性脱毛症の原因と対策
髪が長くていつも後ろで結わえている人いませんか?
私もいつも髪を後ろで結わえているのですが、時々髪をほどいたとき引っ張られていた感があることないですか?
これが毛根にダメージを与えて髪が生えにくくなってくる原因となってしまいます。
またいつも同じ分け目だとその部分に紫外線が当たり続けてしまい、紫外線ダメージも受けてしまいます。
索引性の薄毛の場合、髪にとって良くない習慣が原因ですから、日頃から気を付けること適切に育毛剤やマッサージなどで血行を良くしてあげることが大事です。
対策としては、分け目を変える。髪の毛を強く引っ張らない髪型をする。
びまん性脱毛症
原因は、主に男性ホルモンが関わっているといわれています。それは加齢とともに女性ホルモンの分泌量が減り、相対的に男性ホルモンの量が多くなることによる影響だと言われています。
初期症状としては、髪の毛にコシがなくなったり、ボリュームがなくなったなど、40代後半から多くなるともいわれています。
最近、髪にコシがなくなってきた、抜け毛が目立つ、以前より髪の毛が細くなってきたみたいだ。みたいなことが思い当たる人は要注意かもしれませんね。
対策としては、
◦髪が作られるための栄養をしっかり摂るということと、なぜなら栄養が不足すると真っ先に髪に栄養が行き届かなくなると言われているからです。
ダイエットや偏食、脂っこいものばかり食べたり、気を付けたいですね。
◦あとは血行不良です。血行不良になると、髪を作る細胞まで栄養が行き届かなくなってしまいます。
どんなに栄養を三食バランスよく摂っていたとしても、血行が悪いだけで栄養が行き届かないなんて、ちょっとがっかりですね。食事だけでなく運動もとりいれて血行にも気を付けたいものです。
◦それから女性ホルモンの崩れ
女性ホルモンの崩れは、睡眠不足や運動不足、過度のストレスなどが原因となることがあります
加齢に伴って減少する女性ホルモンの低下は、身体の中からではなく
女性ホルモンをサポートする成分が配合された女性専用の育毛剤を使ってみるのもいいかもしれませんね。
分娩後脱毛症
原因は妊娠中、髪に必要な栄養素が胎児に取られてしまうこと。
それと妊娠中や出産後の女性ホルモンの変化が主な原因です。
こちらの薄毛は妊娠・出産によるホルモンバランスの崩れから起きているものなので、ホルモンのバランスが元のように戻れば自然と髪の毛が生えてくると言われています。
対策はそれほど心配する必要もなく、ホルモンが徐々に安定していき、赤ちゃんのお世話もひと段落つけば自然と髪の量は元に戻るようです。
大体の人は抜け始めてから半年~1年ぐらいで改善される方が多いです。
一時的なものなので心配する必要はないでしょう。ですが、妊娠で栄養が胎児に優先され、母体の栄養は不足状態にあるなら、髪に必要な栄養を十分補うことが、早く元の量に戻る近道ではないでしょうか。
円形脱毛症
現状では明確な原因が解明されていませんが、早めに病院で診てもらい適切な治療をすることで、早期改善につながるそうです。「俗にいうストレスが原因」というわけではない場合もあるので、気になるような状態なら、病院を受診したほうがいいかもしれませんね。
まとめ
さて、駆け足で見てきましたがいかがだったでしょうか?
それぞれに原因があり、対策もそれぞれに違いますが、共通して言えることは、
健やかな髪の発育のためには栄養が大事だということですね。
そして、ストレスを溜めない生活や適度な運動に十分な睡眠も大事だということ、
それは髪の健康だけでなく、身体全体の健康にもつながることなので、日頃から運動・睡眠・食事には十分心がけたいものです。
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