メニエール病のため、芸能活動を休止していた「タッキー&翼」の今井翼さんが
システィーナ歌舞伎の舞台で復帰を果たしました。
今井翼さんの病気を知らない方のために、彼の罹ったメニエール病という病と
今井さんが出演された歌舞伎の舞台について書いていきたいと思います。
今井翼メニエール病に罹ってからの6年間
今井さんは2014年、11月にメニエール病を発病してしまいます。
メニエール病とはどんな病気なんでしょうか?
メニエール病ってどんな病気?
メニエール病とは、回転性のめまいと同時に、難聴や耳鳴りを伴う内耳の病気です。
めまいの原因が、内耳(耳の中)にあり、内耳の中を満たしている「内リンパ液」が過剰になることで発生すると考えられています。
一般的に30代から40代の働き盛りに発症すると言われていて、男女比だと女性の方が多いと言われています。
今井さんの場合年齢がちょうど当てはまりますね。
原因はストレス⁉
メニエールの発症にはストレスが強く関わっていることが分かっています。
また、睡眠不足や過労、気圧の変化などによっても発症の引き金になると言われています。
フラダンスやスペイン語の習得など、目標を持ったら一直線なところのある、
まじめで努力家な今井さんですから、
芸能活動の面においてもストイックなところがあったのかもしれませんね。
気づかぬうちにストレスの影響を受けていたのかもしれません。
どんな症状?
多くの場合、初期には、低温性難聴や耳鳴りなどから始まると言われているんです。
これらの症状を繰り返しているうちに「めまい」の発作を起こすようになってきます。
「めまい」は回転性のグルグルとした激しいものが、数十分続くと言われ、日常生活にも支障が出てきます。めまいと共に難聴や耳鳴りといった症状を併発します。
治療は
基本的にはお薬で症状を和らげる治療が中心です。
一度発症すると、完治が難しいと言われているんです。
ですが、「治らない」と暗い気持ちになるのではなく、
「病気と上手にお付き合いしよう」という前向きな気持ちになることも大切だと思います。
病気自体がストレスになっては、元も子もないないですから、
普段からストレスとも病気とも上手に付き合っていくことが治療の一環と言えるのではないでしょうか?
メニエール病には活動期というものがある
メニエール病は活動期と呼ばれる時期があります。
活動期にはめまいなどの発作を繰り返し、毎日発作がある人や、毎月ある人、数か月単位である人など様々です。活動期の期間は2~3か月と言われています。長い人では1年続く人もいます。
その状態を過ぎると安定した状態が続く間歇期(かんけつき)というのがあります。
メニエール病はこの活動期と間歇期を繰り返すと言われています。
メニエール病になったことがある芸能人
調べてみたら「メニエール病」を患った有名人の方、結構いらっしいました。
加護亜依
GENKING
マオ(シド)
中島誠之助
松井珠理奈
ハイヒールモモコ
鳥越俊太郎
八代亜紀
相田翔子
久保田利伸
勝間和代
栗山英樹
増田恵子
えっ?あの人もメニエール病だったの?と思う人ばかり。
でもこの方々、現在もお元気で活躍されていらっしゃいますよね。
今井さんも舞台に出られるほど回復してきているので、症状が安定しているのではないでしょうか?
発病からの6年間を振り返って
2014年11月6日…体調不良のため急遽検査入院し、代理出演を滝沢秀明が務める。タッキーが代理を務めた番組の中で、「先週から重度のめまい症状などを起こし、立ち上がるのも困難になったため検査入院した」ということを報告
2014年12月7日…退院するも、3日後に控えていた、「タッキー&翼」のコンサートを休演することが発表になった。タッキーが一人でコンサートをこなす。
2014年年末…ジャニーズの「カウントダウンライブ」に参加
2015年1月…主演ミュージカル「PLAYZONE」では復帰後に体調不良に陥ることなく、公演を見事にやりきりました。
2015年~2018年の3月まで仕事に支障なく活動する。
2018年3月28日…メニエール病再発で入院。治療に専念するため、無期限の芸能活動を休止することを発表した。舞台「マリウス」も降板する。
2018年9月10日…タッキー&翼を解散。自身もメニエール病の療養中という理由で事務所を退社する。退社で引退が囁かれたが、本人は「いつの日か何らかの形で」再開したいという意志を示していた。
以上、この6年間の経緯を見てきましたが、最初のころは発病してからすぐに復帰されています。
発症直後は1~2か月間は休演せざるをえませんでしたが、
すぐに舞台に復帰されていて、良くなったの?といった感じでした。
2回目の休養の時は、今から1年11か月前ですが、長いことお休みをしていました。
それほど、病気の状態が芳しくなく、療養に時間がかかったのかもしれません。
またこの間に、「タッキー&翼」の解散や、自身のジャニーズ事務所の退所など、
人生の節目となる出来事が相次ぎました。ファンの方も引退するのではとヤキモキしていたことだろうと思います。
今井翼が復活
舞台「NOBUNAGA」で復帰
一時はいろんなことを囁かれましたが、俳優として見事復活することが叶いました。
システィーナ歌舞伎「NOBUNAGA」の舞台で今井はポルトガルからの宣教師、ルイス・フロイスを熱演されました。
得意のフラメンコやダンス、ソロで歌い上げる場面もあり、体調面でも心配はなさそうです。
今井さんのコメントです。
「また新たなスタートを切ることができました。すごくウズウズしていた。今回は稽古が1週間。これまでに経験のないスピーディーな期間で初日は緊張感がありましたけど、愛之助さんの胸を借りて緊張感を楽しんでいこうと。羽ばたくつもりでやりました」
「僕自身にとっても特別な日になってます。歌舞伎のすごさ、システィーナでしかできないすごい作品になっている」
なんだか、舞台に出られる喜びが伝わってきますね。早くやりたくてやっと願いが叶って嬉しいというような気持が伝わってきます。そして、この舞台が、ジャニーズを退所してからの初仕事になるので、そういう意味でも、特別な日とおっしゃっているのでしょうか?
ともかく、元気になられて良かったです。
10月にも舞台があるということなので、そちらの方も楽しみです。